人気者の腐敗臭はバラの香り

 

(このブログ記事では、大手まとめサイトが指示される理由として、“情報の即効性“を挙げている)

まとめサイトは今やジャンルも多岐に渡り、細分化が進んでいるためにあまり全体を一般化してはいけないと感じる。

だからなくした方がいい、悪いという二元化の議論は意味がない。だからこそ今回は良いところと悪いところを挙げた上で判断をしたいと思っている。

 

  • 良いところ

 まとめサイトと呼ばれる様々なジャンルの情報をちゃんぽんにして読む人に分かりやすくするという意味では確かにまとめサイトはとても重要な意味を持っていると思う。

悪く言ってしまえば情報更新の速さの代わりに情報の正確性を捨てたとも言われるが、

正直、まとめサイトを見ている人たちの殆どが正確な情報を求めているのかと言われたら

個人的にはそうではないと思う。

何故ならば、そもそも論として情報を自分で追えるならまとめサイトには頼らないはずであるし、その不正確な情報を楽しんでいる節すらある。

それは2012年の電通調査のまとめサイトにも表れており、暇潰しが利用目的の上位に来ているからである。だからまとめサイトは情報提供という目的の他に、一種の娯楽として見られていることもある。

 http://www.dentsu-pr.co.jp/>20120718_report.pdf

  • 悪いところ

悪いところは恐らくここ以外のサイトでも口酸っぱく話されているだろうし、恐らくは、いや確実に利用者自身がはっきりと認識している。だからこそ個人的には問題点の一つに挙げたい。つまりは情報の不確実性や少数意見が見えにくくなるという状態を感じた上で利用しているという事が問題なのだ。

 

だから利用者をなじることに意味がない。利用しているということを嫌うのは個人の自由だがそれを批判するのは間違いだ。

勿論、その状態が良いことだとはとても言えないが、ある特定分野においては、まとめサイト以上にフォーカスしているメディアがないのだ。その事も加味しなければならない。

 

  • 民主的解決法

少し中二的な事を言ってしまったが、実際は誰でも知っているし、貴方が見ているものがその一つだ。そう、弱小ブログである。

 

弱小ブログが多く存在することで多数の意見が生まれる。今は大手ブログが大手を振って顧客を囲い込んでいる状態だ。

いわば、情報の寡占化とも言うべき、独占禁止法があるなら間違いなく規制対象にあたるような状況だ。

このはてなのようなものをはじめとして、アメーバブログや果てはFacebookなどの個人の意見が含まれるブログが生まれる事が大手まとめサイトの情報の寡占化を防ぎ、

果ては、一人一人の意見の多様化やアイデアが生まれる土壌になっていくのだ。

 

意見の対立を恐れてはいけない。